最初に言っておきます
はじめまして。カイです。
もしあなたが「感動のサクセスストーリー」や「耳障りのいい慰め」を期待しているなら、残念ですが、ここには何もありません。
まず、このブログの「キレイごと」の無さを宣言する

ここにあるのは「成功譚」などでは断じてなく、僕という40代後半の男が、人生でやらかした「すべての失敗」を記録した、泥臭い「告白」です。
かっこいい逆転劇じゃない。
泥水の中で息ができず、もがき苦しんだ日々の記録です。
キラキラしたノウハウじゃない。
借金900万を抱え、自己破産し、パワハラでうつ病になり、家族にも愛想を尽くされ離婚した男の、「情けない地獄」の記録です。
だから、もしあなたが「手っ取り早い成功」や「安っぽいお涙頂戴の話」を求めているなら、ここには本当に何もありません。
それでも、「この男がどんな地獄を見て、どうやって泥水の中から顔を出そうとしているのか」に興味があるなら。
もう少し、僕の「どん底」の話を聞いてください。
900万の借金、自己破産、離婚…僕がいた「本当のどん底」

僕が転落した理由は、ギャンブルや浪費じゃありません。
総額900万円に膨れ上がった借金は、そのほとんどが「どうしようもない」理由で積み上がったものです。
- 母子家庭で育ったため、高校・大学の「奨学金」
- 幼い頃から難病(膠原病)を患う母の、入退院や生活費の工面
- リーマンショック、東日本大震災、コロナ禍…SEとしての収入が激減したこと
- 離婚に伴う、養育費の捻出
真面目に、必死に生きているつもりでした。
それなのに、業務委託先での度重なるパワハラがキッカケで、僕は適応障害と重いうつ病を発症。心が壊れ、まともに働けなくなりました。
金。
900万円の借金は返済不能になり、「自己破産」しました。社会的信用はゼロ。クレジットカードはもちろん、ETCカード一枚すら作れない地獄。
仕事。
うつ病でSEのキャリアは断絶。45歳で、年収300万以下の「パートタイム」にまで落ちぶれました。
家族。
僕のうつ病に疲弊した妻は去っていきました。「離婚」し、子供たちと暮らす生活も失いました。
そして、心。
再婚間近までいった最愛の女性に、無惨にフラれるという「大失恋」。
40代後半。バツイチ。自己破産者。うつ病歴アリ。非正規雇用(パート)。
おまけに、ストレスで90kgまで太った、不健康なデブ。
これが、僕がいた「本当のどん底」です。
まさに「詰み」でした。
…この地獄の底から、どうやって今の僕(自己破産から1年ちょっとで貯金145万・正社員SE・20kg減量)まで這い上がったのか?
その「答え」は、僕のすべてを記録したプロフィールで詳しく語っています。
その前に、僕がなぜ、こんな「死にたいほどの恥」をわざわざブログに書こうと決めたのか。
その、本当の理由を告白させてください。
なぜ僕は、この「壮絶な失敗」のすべてを告白するのか?

理由①:あの日の僕が「死ぬほど」欲しかった情報だから
僕がなぜ、こんな「死にたいほどの恥」をわざわざブログで晒すのか。
それは、僕が借金と絶望のどん底にいたあの日、「死ぬほど欲しかった情報」を、僕自身の手で残したいと思ったからです。
弁護士に相談するにも、いくらかかるか分からない。
「自己破産」と検索しても、法律事務所のキレイなサイトばかりで、当事者の生々しい声が見つからない。
「うつ病」と「パワハラ」で働けない時、どうやって生き延びればいいか分からなかった。
だから、僕が経験した失敗のすべてを、包み隠さず書き残します。
僕が弁護士に提出した「陳述書」も、900万円の「借金の内訳」も、すべて公開します。
理由②:「キレイごと」じゃない。同じ地獄で苦しむ「あなた」に、僕の失敗をすべて渡したい
僕が地獄の底にいた時、僕を救ってくれたのは「頑張れ」という耳障りのいい慰めではありませんでした。
それは、「俺も自己破産したよ」という、同じ痛みを経験した先人の「失敗談」でした。
だから僕も、僕の失敗をすべて「あなた」に渡したい。
今まさに、借金の督促に怯えている「あなた」へ。
うつ病で働けず、将来に絶望している「あなた」へ。
離婚や失恋で、生きる意味を見失っている「あなた」へ。
「こんな地獄を味わった人間でも、まだ生きている」
「こんな失敗をしても、人生はやり直せる」
僕のこの泥臭い記録が、あなたの絶望をほんの少しでも和らげる「実例」になれるなら。
これ以上嬉しいことはありません。
理由③:これは、僕自身の「人生のやり直し」でもあるから
そして最後に、これは僕自身のためでもあります。
自分の過去の失敗と向き合い、それを言葉にし、誰かに伝えること。
それは、僕が「過去の自分」と決別し、前に進むために必要な作業でした。
このブログは、僕が自分の足で、もう一度人生をやり直すための「誓い」そのものです。
警告:ここから先は、壮絶な失敗の記録だ(第1章へ)

僕が「人生のどん底」を晒す理由。
それは、僕が落ちたこの穴が、決して他人事ではないからです。
あなたが今、どんなに「普通」の生活を送っていても、
「奨学金」という名の過去の負債、
「家族の病気」という名の突然の出費、
「会社の業績悪化」という名の理不尽な収入減、
「突然の病気や怪我」によるキャリアの断絶…
僕をどん底に突き落としたこれらの穴は、あなたの足元にもぽっかりと口を開けています。
これは僕一人の特別な地獄じゃない。誰もが陥る可能性のある、ありふれた絶望です。
だから、これは「あなた」の物語かもしれない。
さて、警告はしました。
ここから先は、キレイごとのない、壮絶な失敗の記録です。
「安っぽいお涙頂戴の話」や「手軽な成功法則」を読みたい人は、ここでブラウザを閉じてください。
それでも。
「この男が体験した地獄の始まりを見届けてやろう」
「こいつがどうやって泥の中から這い上がったのか、その本音が知りたい」
そう覚悟を決めたあなただけ、読み進めてください。
物語の始まり
すべての物語は、ここから始まります。
僕が「家」という名の最後の砦を失った、あの日の記録からです。