人生再建

第11章:「自己破産」という情報戦。70万円を要求する弁護士との闘い

9月 1, 2025

第三の条件:「自己破産」という、人生最後の情報戦

彼女との未来を掴むための、最後の、そして最も重い決断が「自己破産」でした。2023年5月、僕は行動を開始しました。

まず、破産手続きで資産と見なされないよう、なけなしの財産だったバイクを売却。彼女との未来のため、僕は過去の夢を自ら手放したのです。

次に、弁護士探し。手元にお金がない僕は、当初「法テラス」の利用が必須だと思い込んでいました。ネットで検索し、広告を出している事務所に電話をすると、横柄な態度でこう告げられました。

僕の心を折った、最初の絶望

「うちは法テラスは扱ってません。あなたの場合は間違いなく管財事件になるので、まず着手金50万と管財費用20万、合計70万円を用意してください」

金がないから自己破産を考えている人間に、70万円を要求する。その理不尽さに、僕は一度は絶望しました。しかし、「何かがおかしい」「こんなのおかしいだろ!」と感じ、諦めずに情報を武器に抗うことにしたのです。

この時の弁護士選びでの大失敗と、最終的に「法テラスは役に立たない」という常識を覆し、弁護士費用を劇的に抑えた僕の「情報戦」の全記録は、以下の記事に詳しくまとめています。

僕の人生を救った情報戦
法テラスは役に立たない?着手金70万で絶望した僕が「持ち込み制度」で逆転した全記録

「法テラスなんて、結局役に立たないじゃないか…」 もしあなたが今、ネットやYahoo!知恵袋の辛辣な口コミを見て、そう絶望しているのなら。 その気持ちは、痛いほど分かります。 なぜなら、数年前の僕が、 ...

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逆転の一手、「同時廃止」

諦めずに「弁護士ドットコム」で探し続け、ようやく自宅近くで親身になってくれそうな弁護士を見つけることができました。そして、その誠実な弁護士のおかげで、僕は奇跡的な勝利を掴むことになります。

KAIプロフィール
カイ
僕のケースは、追加費用ゼロで裁判所への出頭も不要な「同時廃止」で進められることになったんだ。破産にあたって弁護士に払った費用は15万円。僕の場合は幸運にも法テラスに建て替えてもらえたので、事件解決後にコツコツ返していける。まさに、逆転の一手だった。

この「同時廃止」を勝ち取る上で、弁護士が最も重要視したのが、裁判所に提出する「陳述書(反省文)」でした。僕が何度も書き直しを命じられ、血反吐を吐く思いで書き上げた陳述書の実物(全文)と、書き方のポイントは以下の記事で全て公開しています。

僕が提出した陳述書の全文
【原文公開】自己破産の反省文、私はこう書いた。900万借金で免責を勝ち取った陳述書の全記録と書き方

「弁護士から反省文(陳述書)を書くように言われたけど、何を書けばいいんだ…」 「ネットにある綺麗な例文は、自分のドロドロした事情と違いすぎて参考にならない」 「もしギャンブルが原因だって正直に書いたら ...

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この経験を通して僕が学んだのは、「法テラスが使えるか」だけが全てではない、ということです。本当に重要なのは、こちらの状況を理解し、事務所独自の分割払いに応じてくれるような、誠実なパートナーを見つけること。その大切さを、僕は身をもって知りました。

弁護士選びで後悔しないために
【体験談】借金900万から自己破産した僕が教える弁護士の選び方

はじめに:900万円の借金地獄と、弁護士選びという「最初の壁」 「将来が絶望的で、現状も地獄。利息だけを払い続け、希望が見いだせない…」 これは、かつての僕が抱えていた、偽らざる心境です。900万円を ...

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2024年2月、僕の自己破産は正式に確定しました。全てを失いました。しかし、不思議と心は晴れやかでした。借金という重い鎖から、そして理不尽な現実との戦いから、ようやく解放されたのです。

自己破産を乗り越え、全てを手に入れたはずの僕を待っていた、あまりにも残酷な事実。「大失恋」という名の、本当のどん底について。次回、その全てをお話しします。

次章:幸せの歯車が狂い始める
第12章:正社員復帰。しかし、幸せの歯車は静かに狂い始めていた

10数年ぶりの「正社員」復帰、そして待ち受ける孤独 長く険しい転職活動の末、僕はついに正社員としての再スタートを切りました。彼女が提示してくれた3つの条件のうち、これで2つをクリアしたことになります。 ...

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