【第1部】出口の見えない借金地獄。僕が「死」を考えた日から、再起を決意するまで ポストを開ける指が、震える。スマホの画面に光る、非通知の三文字に、心臓が凍り付く。 給料は入った瞬間に返済へと消え、利息を払うために新たなカードに手を出す。そんな終わりの見えない自転車操業の果てに、僕の借金は総額900万円を超えていました。 奨学金という未来への投資。難病の母を守るための必死の工面。リーマンショック、コロナ…抗えない時代の波。一つひとつは、人生を諦めないための、必死の「選択」でした。しかし、積み重なった現実はあ ...