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40代から柔術を始める「おじさん」へ。運動不足の僕が骨折して学んだ魅力と怪我のリスク

9月 23, 2025

はじめに:「今さら柔術なんて、怪我するだけ…」そう思っていませんか?

40代・アラフィフの「怖い・痛そう」は僕も同じだった

こんな風に、諦めていませんか?

  • 「40代から寝技なんて、若いヤツらに遊ばれて終わりだ」
  • 「アラフィフで体もガチガチに硬いし、関節を極められたら大怪我しそうだ…」
  • 「そもそも、柔術って何が面白いのか、よく分からない…」

もしあなたが今、柔術に対してこんな「怖い」「痛そう」というイメージを持ち、挑戦への一歩を踏み出せずにいるなら。僕の話を少しだけ聞いてください。

こんにちは、カイです。40代後半、アラフィフのシステムエンジニアです。
僕は、-20kgのダイエットのために始めたキックボクシングと並行して、この「ブラジリアン柔術」にも夢中になっています。

そして、正直に告白します。
僕は、柔術で肋骨と腕を骨折しました。

それでも、僕は柔術をやめません。
なぜなら、その怪我のリスクを上回る、あまりにも奥深く、知的な魅力が、この競技には詰まっているからです。

この記事は、僕が骨折という痛い経験をしてもなお、なぜ柔術にハマり続けるのか。
そのリアルな体験談と、40代、50代からでも安全に、そして最高に楽しむための秘訣を語る物語です。

※この記事は「静」の柔術編です(「動」のキック・ダイエット全体像はこちら)

ただし、最初にお伝えしておきたいのは、この記事は僕の肉体改造を支える「静」の格闘技、柔術の始め方と魅力に特化している、ということです。

僕が90kgのうつ病・肥満のどん底から這い上がり、-20kgを達成したダイエットの全体像(食事術やメンタルケア)については、まず以下のピラー記事をご覧ください。

ピラー記事
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また、「動」の格闘技として、ストレス発散や脂肪燃焼に最高だったキックボクシングについては、こちらの記事で詳しく解説しています。「動」と「静」の違いを知ることで、あなたに合うのがどちらか見えてくるはずです。

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なぜ40代・アラフィフがハマる?柔術が「大人のチェス」と呼ばれる3つの理由

もし、あなたが「40代・アラフィフの運動不足な自分には、もう格闘技なんて無理だ…」と思っているなら、それは大きな誤解です。

前回の記事で紹介したキックボクシングが、アドレナリン全開でストレスを「発散」させる「動」のスポーツだとすれば、柔術は、相手の動きを読み、二手三手先を考えながら技を組み立てる「静」的で知的な武道です。

僕が骨折のリスクを冒してまで、この競技に夢中になる理由。
それは、柔術が単なる力比べではなく、僕たち40代、50代が持つ「経験」や「思考力」を武器にできる、「大人のチェス(寝技のチェス)」だからです。

  • 理由①:力より「頭脳」。非力な40代・50代でも、若者を制することができる
        柔術の根幹にあるのは「テコの原理」です。
        つまり、筋力で劣る者でも、体の使い方と技の知識さえあれば、自分より大きな相手をコントロールできるのです。
        40代・アラフィフにもなれば、20代の若者のような、有り余るパワーや回復力はありません。キックボクシングのスパーリングでは、体力とパワーで圧倒されてしまう場面も正直あります。
        しかし柔術では、その若者のパワーを、僕たち40代・50代が培ってきた「経験」と「技術」でいなし、相手の力を利用し、最後はこちらの技に引きずり込むことができます。
        この「頭脳で、力を制する」感覚。これこそ、体力に自信のない運動不足の40代でも輝ける、柔術の最大の魅力です。
  • 理由②:終わりなき「学び」。技の組み合わせは無限大で、飽きることがない
        柔術の技は、一つひとつがパズルのピースのようなものです。
        基本的な技を覚えたら、次はその組み合わせを考える。相手の動きに応じて、どの技を選択し、どうやって次の技に繋げるか。
        その組み合わせは無限大で、学びに終わりがありません。
        僕の本業はシステムエンジニアですが、複雑なロジックを組み立てる感覚にとても似ています。
        40代、50代から始めたとしても、一生かけて探求できる趣味。まるで新しい言語を習得していくような、この知的な探求心が、僕を飽きさせないのです。
  • 理由③:最高の「護身術」。自分と大切な人を守る、一生モノのスキルになる
        柔術は、現実世界で起こりうるトラブルにおいて、最も実戦的だと言われる護身術の一つです。
        なぜなら、柔術は「相手を傷つけることなく、無力化させる技術」に特化しているからです。殴ったり蹴ったりせず、相手を抑え込む、あるいは関節技で戦意を喪失させる。
        万が一の時、自分自身や、隣にいる大切な人を守れるかもしれない。
        この「スキル」は、40代、アラフィフの男性として、何物にも代えがたい自信と安心感を与えてくれます。

【実録】40代・50代から柔術を始める「怪我」のリアル|骨折と指の痛み

柔術の「頭脳戦」という魅力をお伝えしましたが、僕は同時に、包み隠さず「現実」もお話しなければなりません。

柔術の魅力は、怪我のリスクと常に隣り合わせです。

特に、体が若い頃のように動かず、回復力も落ちている僕たち40代、アラフィフ、50代は、このリスクと賢く付き合っていく必要があります。

僕自身の骨折や、今も続く関節の痛みという実体験から、40代・50代の初心者が安全に柔術を楽しむための「3つの心構え」をお話しします。

心構え①:指の痛み(へバーデン結節)とは、一生の友だちになる覚悟

柔術を始めると、多くの人が最初に経験するのが「指の痛み」です。
相手の道着を掴む「グリップファイト」を繰り返すことで、指の関節、特に僕も抱えている「へバーデン結節」「プシャール結節」に炎症が起きやすくなります。

これは、ある意味で柔術家の「勲章」のようなもの。
僕も、朝起きると指がこわばり、ズキズキと痛みます。

ですが、これはテーピングで保護しつつ、痛みと相談しながら付き合っていくしかありません。40代、50代から柔術を嗜(たしな)む上では、一生付き合っていく「友だち」だと覚悟を決めることも必要です。

心構え②:僕が骨折から学んだ「タップ(参った)する勇気」の重要性

僕がこの記事で最も伝えたいことです。
40代、アラフィフの、特に社会的な地位もある男性は、プライドが高い。
スパーリングで年下の相手に関節技をかけられても、ギリギリまで我慢してしまうのです。

僕もそうでした。その結果、肋骨と橈骨(とうこつ:腕の骨)を骨折しました。
幸い手術には至りませんでしたが、治癒した後も、後遺症として時折痛むことがあります。

その一瞬の見栄やプライドが、数ヶ月を棒に振る大怪我に繋がります。
僕が骨折という高い授業料を払って学んだ最大の教訓は、「参った」を意味する「タップ」を早く、そして躊躇なく行う勇気です。

タップは「負け」ではありません。
40代、50代の我々が、明日も、明後日も、10年後も柔術を楽しむための、最も重要な「戦略」なのです。

心構え③:予防が9割。僕が実践しているテーピングとサポーター術

怪我を100%防ぐことはできません。
しかし、そのリスクを大幅に減らすことは可能です。

僕が練習前に必ず行っているのが、痛みのある指へのテーピングと、古傷のある関節(骨折した腕)へのサポーター装着です。

若い頃と違い、僕たち40代・50代の体は「消耗品」です。
「今日は面倒だからいいか」
この一手間を惜しむことが、キャリアを終える怪我に繋がります。

予防が9割。
この地味な作業を淡々と続けられることこそが、40代、50代が長く柔術を楽しむための、何よりの秘訣です。

40代・アラフィフからの柔術の始め方|費用、道着選び、暗黙のルール

怪我のリスクを理解し、「タップする勇気」を持てたなら、いよいよ具体的な準備です。

柔術を始める決意が固まったら、次は何をすればいいのか。
キックボクシングと違い、柔術には「道着」という最初の関門と、独特の「道場文化」があります。

しかし、心配いりません。
ここでは、40代、アラフィフの初心者がスマートに柔術デビューを飾るための、具体的なポイントを解説します。

柔術を始める費用は?月謝と道着代の相場

まず、気になる「費用」です。
ジムにもよりますが、月謝の相場はキックボクシングジムと同じくらいで、1万円前後が中心です。

ただし、キックボクシングと大きく違うのが「初期費用」です。
柔術には専用の「道着」が必須であり、これを最初に購入する必要があります。

値段はピンキリですが、安すぎるものはすぐに破れますし、逆に高すぎるものは白帯(初心者)には不相応かもしれません。
まずは1万円〜2万円ほどの、しっかりとしたブランドのものを選ぶのがおすすめです。

柔術ジムは「道場」。初心者がリスペクトされるための、暗黙のルール

柔術ジムは、単に体を動かすフィットネスジムとは少し違います。
共に学び、強くなるための「道場」としての側面が強く残っています。

そこには、互いをリスペクトし、安全に練習するための、いくつかの暗黙のルール(道場文化)が存在します。

  • 練習の始めと終わりの挨拶(礼)を徹底する
  • 帯が上の相手(先輩)には敬意を払う
  • 爪を短く切っておく、道着を清潔に保つといった衛生管理

これらは堅苦しいものではなく、40代、50代の社会人として当たり前のマナーばかりです。
この文化こそが、ジムの秩序と安全性を保っているのです。

白帯(初心者)の特権と、白帯が守るべき「思いやり」

白帯は、初心者であることの証です。
そして、それは「何も知らなくて当然」という、最高の特権でもあります。

分からないことがあれば、40代、アラフィフのプライドは一旦隅に置いて、遠慮なく色帯の先輩たちに質問しましょう。
「教えてもらう力」を最大限に活かすこと。
それが、僕たち大人の初心者が最も早く、そして楽しく成長するための、最強の武器になります。

KAIプロフィール
カイ
でも、気をつけて。白帯は力加減が分からず、無茶なスパーリングをしてしまう危険性も孕んでいる。僕の骨折も、同じ白帯の相手とのスパーリングで起きたんだ。

僕が紫帯の先輩から教わった、そして今も守っている大切な教えがあります。
それは、「ジムでのスパーでは、決して関節技を狙わない」ということです。

締め技や、ポジションを取る技術だけで戦う。
これは、相手を怪我させない、最大限の「思いやり」です。

乱暴なスパーリングをする人は、年齢に関係なく、自然と誰も相手をしてくれなくなります。
自分と仲間を守るためにも、40代、50代のベテランとして、この「思いやり」を忘れないでください。

【僕の愛用品】柔術ギア(道着・ラッシュガード・テーピング)紹介

AIが書くような一般論ではなく、僕が「実際に使っている」愛用品を紹介します。
40代・アラフィフが柔術を続けるには、こうした「モノ」へのこだわりと、怪我を防ぐ「実用品」が、何よりの「本物」の証拠になります。

柔術着(戦闘服)|モチベーションを上げる「鎧」

道着はまさに「鎧」であり「戦闘服」。僕は複数の道着を着回していますが、特におすすめしたいのは、僕の実体験が詰まったこの3ブランドです。

① BULL TERRIER(ブルテリア):僕の勝負着

僕が愛用しているのは、ブルテリアの「Ashura(阿修羅)」モデルの白です。
はっきり言って、重い。そして襟が硬い。上下で2kg近くあります。
でも、それがいいんです。相手からすれば、この重い道着と硬い襟は、グリップを切るのも一苦労。地味に相手の体力を奪ってくれます。

何より、RIZINの神様クラス、クレベル・コイケ選手やホベルト・サトシ・ソウザ選手のスポンサー企業でもあり、デザインも本職の彫り師さんが手がけるなど、バックボーンが最高にカッコいい。柔術家なら誰もが愛するトップブランドです。


② ISAMI(イサミ):信頼と実績の「国産スタンダード」

僕が通うジムの謹製道着も、このISAMI(イサミ)製です。
キックのグローブから空手着まで、日本の格闘技を支えてきた老舗中の老舗。僕も普段から愛用しています。
ブルテリアよりは軽量(約1.5kg)ですが、作りは比較にならないほど頑丈。「reversal (rvddw)」という超人気アパレルブランドを展開しているのもISAMIであり、その品質は絶対的です。迷ったらまずISAMIを選べば間違いありません。


③ 100(ワンハンドレッド):洗練の「デザイン」

正式には「ONEHUNDRED ATHLETIC」。総合格闘家の宇野薫選手がディレクターを務める、格闘家なら誰もが知るブランドです。
少し値は張りますが、とにかくデザインが洗練されていてカッコいい。所有欲を満たしてくれます。
僕は試合のレギュレーションもあってまだ持っていませんが、次に青の道着を買うなら、絶対に100のものを買うと決めています。


ラッシュガード|道着の下に「着る」プライド

柔術着の下には、汗を吸うためにTシャツかラッシュガードを着ます。
また、道着を着ない「グラップリング(NO-GI)」のクラスではラッシュガードが必須です。

僕はキックやグラップリングのクラスに出る時は、ブルテリアかリバーサル、100のラッシュガードに、ブルテリアのファイトパンツを着用しています。
正直、これを着るだけでモチベが爆上がりします。「俺はやるぞ」と。これを着れば、少しだけクレベル選手に近づける気がするんです(笑)。


テーピング|怪我を予防する「消耗品」

心構え①で書いた「指の痛み(へバーデン結節)」と付き合うための必需品です。
練習やスパーでガンガン使う消耗品なので、高価なものである必要はありません。
ですが、汗で剥がれやすいものは最悪です。僕はグリップ力アップと怪我予防のため、練習前は必ず指に巻いています。常にストックしておきましょう。


まとめ:柔術は、僕に「謙虚さ」と「学び続ける喜び」を教えてくれた

ここまで、僕が骨折という痛い経験をしてもなお、40代・アラフィフで柔術にハマり続ける理由についてお話ししてきました。

キックボクシングが、僕に「自信」と「ストレス発散」という「動」の強さを与えてくれたとすれば、柔術は、それとはまた違う、もっと深い「静」の強さを教えてくれました。

それは、「謙虚さ」「学び続ける喜び」です。

40代・50代からでも遅くない。一生モノの「知的な趣味」を

自分より小柄な相手、あるいは50代、60代の先輩に、いとも簡単に抑え込まれる。
そのたびに、自分の未熟さと、年齢やパワーだけでは測れない「技術の深さ」を痛感させられます。

しかし、同時に、昨日できなかったことができるようになる、知的な発見の喜びに満ちています。

この感覚は、仕事や人生そのものに通じる、非常に大切なものだと僕は感じています。

40代、50代から新しいことを学ぶのは億劫かもしれません。
ですが、柔術が教えてくれるこの「学び続ける喜び」は、僕の人生の新しいエンジンになりました。

【僕のダイエット全記録】柔術も、大きな「再生術」の一部

この記事では柔術に焦点を当てましたが、僕の肉体改造は「食事術」「キックボクシング」「メンタルケア」など、様々な要素が組み合わさっています。

その全体像と、僕がうつ病を克服するに至った全記録は、下の記事で詳しく解説しています。ぜひ、あなたの「再生」の参考にしてください。

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【体験談】うつ病で90kgだった僕が20kg痩せた!40代からの心と体の再生術

40代。それは多くの男性にとって、人生の折り返し地点。 仕事の責任は重くなり、家庭での役割も変わる。若い頃のように無理はきかず、心と体には少しずつガタが来始める… かつての僕も、そんな「典型的な40代 ...

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また、「動」のキックボクシング(ストレス発散・ダイエット効果)については、こちらの記事で詳しく解説しています。


この記事が、あなたの新しい知的好奇心の扉を開く、小さなきっかけになることを心から願っています。

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